業務週誌
- OLDHISTORY OF YOIYAMITEI -
2003年 / 2004年 / 2005年 / 2006年 / 2007年 / 2008年 / 2009年
2010年 / 2011年
BIRTH〜 マスター・アイオライト、5人家族の4男として誕生。以後、当時ブレス属性だった初期装備アイテムの定期提供要員として、数年もの間、誕生〜削除を延々と繰り返される。ごっそり溜まった各種服・アイテムは家腐りで一部無くしてしまったが、この頃作ったブレス付きハサミ・ダガー・マイノートの三種の神器は、今もマスターの宝物である。
LIFE〜 度重なる削除の合間に、時にアイテム鑑定士、武器鑑定師、さすらいの釣り吉三平、低Lvトレジャーハンター、流しの吟遊詩人、羊飼い、乞食、万引き小僧、NPC軍隊を率いる鬼軍曹、ファッションコーディネーター、幸運のカエル売り、ブリタニア観光ブック販売、派閥ウォッチャー、占い師、人生相談、愛の伝道師、ナンパ師、貴族狩り、花嫁狩り、色サンダル狩り、あとちょっと人に言えないようなことなど、様々な職を転々とする。
当時のフェルッカブリ1銀はまだまだPCの社交場であり、トラメルよりネタのわかるエンターテイナーがたくさん居た。派閥の人にやたら親切にしてもらった覚えのある、とても良い時代であった。
2003.上旬〜 AoSこと「正邪の大陸」発売により、初期装備からブレス属性が失われ、マスターの存在意義が危うくなる。また個人ブレスと謝罪ステータスを貰ってしまった為削除できなくなり、本格的に生き方の模索を始める。
ちなみにこの前後から「PKをガッカリさせる会」にはまっていたマスターだが、いかんせんフェルッカのPK生存数は減る一方であり、フィールドをいくら彷徨っても滅多に遭遇できなくなっていた。
そこで「探してダメなら待ち構えればいいじゃない」という理由で、各ダンジョン内でスタンバる作戦を採用。
しかしこれも待ちの時間が非常に暇であり、なんとなく机・椅子・飲んだくれ用の酒など用意したところ、何故かPKではない人がチラホラ寄ってくるようになる。
なお、その頃すでに有名だった【いきや】さんとよく間違えられたが、まったくの別物である。
2003.中旬〜 同時期に始めたリアル友人であり、「PKをガッカリさせる会」の同士でもあった通称『おじいちゃん』と、どうせやるなら徹底したネタ酒場をやってやろうという話になる。フェルッカダンジョンへのリコールができなくなり、リコブロックの心配もなくなったことから、家具・制服を整えて本格的に酒場営業を開始。
コンセプトは「しっとりとした大人のバー」
せっかくの暗闇を利用し、ランタンと蝋燭の明かりを駆使して、実在のバーのようなクラシックな雰囲気とハイセンスな接客を目指す。
しばらく店名などは考えていなかったが、真っ暗な店内に漂う常に夜のイメージから【宵闇亭】と命名。
さらにタグもつけたらかっこよかろう、とわざわざギルド[Y]まで作成。当時はギルド設立には家にギルドストーンを置く必要があったため、豪邸住まいのお爺ちゃんがGMとなる。
しかし当初の予定とは裏腹に、PKに殺されるどころか逆に優しい眼差しで見守られてしまい、出雲PKの人の良さを思い知ることに。
2004.上旬〜 なんだかんだでボケ役のお爺ちゃん、ツッコミ役のマスターの二人で営業を盛り上げ、そこそこに常連を掴むことに成功。
すでにPKをガッカリさせることより、いかにバーらしく、お客様に楽しい一時を提供するかということに熱心になり、毎週営業後には念入りな反省会・料理研究会・ミーティングを開いては、店の発展に心血を注いでいた。
さらにこの頃、かの偉大なる先達【いきや】さんが姿を消し、その代わりに出雲壱の市で営業しないかと誘いを受け、トラメル支店をオープン。
ウェイトレスという花を欲しがるマスターのために、常連だった『ジェミニ』さんがしばらくの間お手伝いに来てくれ、トラメルでの営業も無事軌道に乗る。
また、当時一番宵闇亭の趣旨を理解し、よく店内でショーを開催してくれたPKギルド[123]のGM『ともひろ』氏(通称ともりん)や、PKKから転向したダメっ子PKであり、勝手に制服着て宵闇亭を占拠しようとしてきた『雪丸』さんと知り合い、毎週提供されるネタの数々に非常に楽しませてもらっていた。
2004.中旬〜 おじいちゃんがリアル都合により、しばしUOから離れなくてはならなくなり、代わりに同じくPKをガッカリさせる会同志の『コーコラン』さんがギルド加入。ボケキャラだったお爺ちゃんとはまた違う、優雅な物腰・可憐な接客でお客様の心を捉え、完璧なウェイトレスの鏡として、宵闇亭のグレードをさらにハイクラスへ昇華させる。
ネタキャラながらもいつの間にかバイトとして定着していた雪丸さんとの対比で、宵闇亭の最盛期を彩った重要人物であった。
コーコランさんはその後2004年の大晦日まで勤め上げ、毎週朝方まで及ぶ営業で荒れたお肌を労わるために、宵闇亭を去る。
それからしばらくの研修期間を経てから、代わりに雪丸さんをアルバイトとしてギルドへ正式加入。
PK・PKK時代に培った知識と人望もさることながら、そのネタ風味溢れるトークと行動により、以後宵闇亭はますます盛隆を極めると同時に、「大人のバー」から「面白いバー」へと革新の時代を迎えていくことになる。

しかし2007年6月1日を最後に、雪丸さんはふいに消息を絶つ。
そのまま千の風になってブリタニアを駆け巡るのかと思いきや、なんか1年以上経ってからネタ満載の装備で帰ってきたり。
やっぱりすぐ行方不明になるが、半年ごとくらいにフラリと帰ってくるレアキャラとして、顔を出す度に「家が腐りました」とか言っている。
そして現在 度重なる世界拡張、古参をげんなりさせる仕様変更、フェルッカの過疎化、マスターの宣伝面倒臭いよ病などが合わさり、宵闇亭は恐怖の閑古鳥時代へと突入していく。
ここ2・3年の話し相手はもっぱら隅っこの定位置で静かに座り続けるサクラなんだか置物なんだかよく分からないと言われる、居酒屋幽霊こと『ヌマーク』氏。
マスターが遥か昔、灰色の世界で奇妙な出会いをした後、その妙ちきりんな名前によりいつまでも覚えていたという運命的な存在である。ブリタニアは狭い。
そんなヌーさんともっぱら深夜のカップ麺談義などしつつ、今宵もマスターはどこかからお客さんが来ないものかとぼんやりデスパイスに居座り続けているのである。

戻る