■2008年1月19日

 先週、誰一人としてデスパを通りがからず、異世界へ迷い込んだんじゃないかって半ば本気で信じてしまうようなマキシマムロンリネスな2時間を体験してしまった僕。
 もしかして今日もどっかのテストシャードにログインしちゃったらどうしようかと、かなり絶望的な気分で店内へ踏み入ったわけですが、今日は設置を終えると同時に、驚くほどあっさりとクロさんが御来店。
 あぁん、バカバカぁん!
 アタイ寂しかったんだからね……ッ!! 開店早々
 さらに、ほとんど同時にビヨンドさんも御来店。
 あんまりにもさくさくと来てくれたので、やっぱり先週は異世界へ接続したんじゃないかって本気で信じ始めました。
 呑気に「あけおめことよろ〜」な挨拶交換。
 するとクロさんが、「ずっとやってなかったから、とうとう閉店したと思った」と爆弾発言。
 ノォウ!!僕の命尽きるまでやめる気はないとあれほど……!
 でもそういえば2週連続でサボりというのは滅多になかったような気がするので、やっぱり人様に誤解を与えるには充分な問題行動だったようですね!
 そもそも、いつ千の風になって出雲を巡っちゃってもおかしくないような閑古鳥営業ですしね!ハハ!……ハハ……。
空気は読むな
 ビヨさんはビヨさんで、なんか破壊力抜群の問題発言を。
 いや、ちょっ、お客様はたくさん来てくれた方が嬉しいですから!
 むしろクロさんと二人っきりにされるとすごく怖いですから!
 濃厚な語らいとか断じて始めたくないですから!
 邪魔大歓迎!ノットKY大歓迎!
 そしてそういう会話になると、必ずクロさんハァハァしながら目の色変えて……

「Rel Por」
 アッ―――!!

*18禁映像のためお見せできません*

 またお婿にいけなくなるようなことを散々される僕と、それをニヤニヤ眺めているビヨさん。
 クロさんがやり遂げた顔でカウンター乗り越えて戻る頃には、僕の体はいろんな意味でボロボロに……。
 僕は全抵抗1ケタな、か弱い子猫ちゃんなんですから、もっと慎重に、ガラス細工に触れるように接してくれないと困ります!もうライト壊れちゃう!
 ボスソロとかでガンガン稼いでいるザ・ブルジョアジーなクロさんは、あっさりと「抵抗上げればいいじゃーん」とか言いますが、この装備でどうやって稼げとおっしゃいますか!
 ネクタイに見立てている皮首以外は、アクセでなんとかするしかないわけですが、高抵抗アクセって探そうと思うとなかなかないですよね。
 ちょっと前パラリの鑑定板で、総抵抗70近いアクセが出てましたけど、あんなのあったらいいなぁ、なんて話していたら、クロさんが秘蔵のアイテムを持ってくるとのこと。
 そして戻ってきたクロさんの手には……。

すごい棍棒
殴って守れて火の玉が出る釘バットが。
すごく……硬いです……!
こんなの出そうで出ない珍奇アイテムですね!
しかもこれ、マジックインフレ前のものだというから驚きです。

 さらにオマケとしてそっと薬指に嵌めてくれたのはなんと
精霊リーング!!!
初AF
うおおおぉぉぉぉぉ
呪われてないAF装着したの生まれて初めて……!!
総抵抗64!!
硬い、硬いぞおおぉぉぉ!!
しかも幸運が一気に3ケタもアップ!!
なんて、なんていい感触なんじゃあぁAFウゥゥ!!
みなぎるうぅぁああ!!
僕もうクロさんと結婚してもいいかもしんない!

 呪われたAFですら真っ白な盾とか赤いトゲ棍棒とかしか持ったことのない貧民階級の僕、ついAFの黄金の輝きに魅せられて、思わず「抱いてー!」とか叫んで逞しい胸に飛び込みそうになりましたが、ビヨさんとクロさんの

「もしかして婚約指輪ですか?」
「いいえ首輪の代わりです」

 という会話を聞いて正気に返りました。お母さんフェルッカは怖いところです……。
 それにしても、こんなものまでさらっと頂ける時代になるとは、本当にAF出やすくなったんですね。またひとつウルティマの時代が終わったなぁ……みたいな一抹の寂寥感がなくもありません。
懐古中
 というわけで、さっそく宵闇亭名物の懐古トーク開始。
 なんにしたって、最近の各町の寂れっぷりったらないですよね!ヘイブンにばっかり人が居ついちゃって、ブリ銀もかつての盛況など見る影もなく……。
 あのにっくき襲撃イベントがある前は、それなりにブリ派とヘイブン派で住み分けできてたのになぁ。
 いい加減ヘイブンなんか滅ぼしちゃって、スタートはブリテインからってことにすればいいものを!
 ヤングしか入れなかった頃のヘイブンは、小さな田舎の学校って感じでそれは素敵なところだったのに……今やあんなトンデモ違法建築の街になっちゃって……。
 ヘイブンなんか、ヘイブンなんかなぁ……!(以下延々ヘイブン呪詛)
引き止める
 ……それにしても、ビヨさんとクロさんが即刻来てくれたのはいいんですが、それ以外見事なまでに人が来ません。
 もしかして今日は3人で異世界へ迷い込んじゃったんでしょうか?
「やはりラヴァの入り口へ移転するしかない」と勧めてくるクロさんですが、宵闇亭はあくまでも、この真っ暗な感じが重要なのであって……!
 あんな暑苦しいところに移転したら本当に「メラメラ亭」とかに改名しなきゃいけなくなるし……!
 そもそもウッシャーと死闘を演じるこの僕が、ヘビだのワニだのやってくるあの場所で、1時間以上生きていられる可能性は0.00001%、奇跡の価値はってなもんです。
惨劇の後
 僕の引き止め工作も虚しくクロさんも帰ってしまい、ビヨさんとまったりお話していると、突如嵐のように走りこんできた一団によってたかってボコボコに。
 あまりの早業に、ウッカリSSを撮ることすら忘れてしまったのですが、あのタグは巷で噂の「しねしね団」ではありませんか!
 しかもマジンシア祭でよく見たタグのギルドも一緒に混じっております。名前はうろ覚えですが、なんかわんこニャンコとかそんな感じの……癒し系な感じの……(ホワワー)

 ……まぁとりあえず、宵闇号までまとめてぶっころ☆にされちゃったので、慌ててヒーラーダッシュの後、宵闇号の荷物サルベージに励みます。
 散らばる荷物と死にローブとビヨさんの一言が哀愁を誘う感じの宵闇亭はさておき、あとは宵闇号の蘇生に走らなくては!
 えぇ、ヘイブンへ……(屈辱)
 これだから宵闇号を死なせてしまうのだけは嫌なんでありますよ!
 普段あれほど嫌悪しているヘイブナーへ頼らなければならない、この切なさ!!
 しかし宵闇号のためならば、我を曲げてでも頼んでみせようホトトギス!!
 かくして気合と共にヘイブンへ飛んで行ってみたところ

 テイマーさん いませんでした

 ギギギギギギギギギ(転げまわりながら)
 ダメもとでブリ銀前へ飛んでみたら、イタヨーむさくるしいおっさんなテイマーさんがイタヨーお母ちゃーん!光の速さでペコペコして頼み込んで蘇生してもらいました。
 おじさんありがとうございました!!
 近頃は深夜にもなると、銀行前にたむろす人なんか滅多にいなくて困ります。
 やっぱり着実に過疎の波は押し寄せている……ような……アッ涙が……。
俺tueeeeee!
 何はともあれ、回収もバッチリ終わって閉店準備にかかる頃、通りすがりの人についてウロウロ迷い出てきたエティン野郎を、「今日の俺様は一味どころが五味くらい違うぜェーグヘヘヘヘ!!」って勢いでしばき倒してみました。
 さすがAFパゥワー!!
 エティン相手でも死ななかったよ!!
 かなりの苦戦を強いられましたが、まだHPに青いところが残っているというだけで、僕としては過去の激闘の記録を大幅に塗り替えたものと自負しております。
 すごいぞAF!さすがだAF!

 ……可哀想なものを見る目で見ないでください。

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