■2005年3月5日

 実は本日、てっきり壱の市だと思って早々とログインしたら会場は無人、あっやべー市明日じゃん!というわけで、ガックリしつつデスパでハイド落ちしてスタンバイしていたというのに……気が付けば居眠りこいて遅刻する僕。ああっ、店長の威厳がああ〜〜
四面楚歌 慌ててログインするなり、一斉にちこくコール。
 これが世に言う四面楚歌というやつですね!
 僕が遅刻してもちゃんとテーブルをセットして営業しているユキマルさん。ちちぃ、着実にできるようになってやがるな!
 ……と褒めてあげたいところですが、セッティング位置間違っとるわー!たわけがー!
 ここぞとばかりにビシビシ調教。
 よぉし、これで僕の遅刻イメージは相殺されたことでしょう!
 というわけで何食わぬ顔で営業開始です。

 ちなみに本日のお客様のスズさん。元PKの復帰組だそうで、ブリタニアの変貌にかなり戸惑っておられる様子。確かに1・2年前からすると「パラレルワールドです」というくらいには変貌していますね。まぁ常に時代の波に逆行している僕には全然関係ないんですが。
まさえふバー PKの風物詩MasaポンもIzumoを去って久しく……ってなぜにMasa.Fルックですか!おもむろに!
 おまけによくよく見てみると、その衣装はかの Oppaiブランド!
 それを縫えるのはオッパイギルドAWCの総裁のみのはず!まさかAWCの刺客ですか?!

「ムーンで変な人にもらいました」
 マミヤさーーーーん!!!

 着実になにか嫌な輪を広げているAWCです。

 そんな宵闇亭に続いてやってきたのは、3人組の男女。AFとか装備しちゃってる普通のブルジョア系対人さんに見えたのですが……気になることが一つ。
「お客様……ひとつ聞いてよろしいですか」
「はい?」
「あの……なんで3人そろって 称号Evilなんですか?」
「……」
 あああああああ。なんか聞いてはいけないことだったようです!!
 ハイッ、スルー!
 ちなみにこのお三方のお名前ですが、ツバサさん、ゲンマさん、そして ハロウィンさん。
 ああっ……いけないと分っていても、好奇心が押さえられない!
「ハロウィンさん!」
「はい?」
「あなたはもしかして、ハロウィンの日に お菓子作っちゃったりする方ですか!」

「違います」
 ……すみません……ほんとすみません……。
信じる心 どうやら普通に「響きがカッコイイ」という理由だったようです。
 そ、そうですよね……でも黒服にファイヤサンダルは絶対意識してますよね?TAF染め粉が導入されたら、ファイヤ色のバシネットとか被るんですよね?
 僕信じてますから!
 すっごい信じてますから!!
 狙ってる
 ところで、さっきからササミさんWithネギマさんが、微動だにしません。この格好でじっとしている様は、さながらかの食い倒れ人形を彷彿とさせるような……。
 ユキマルさん、問題発言。
 するとそれが聞こえたのかどうか、PKさんがチョロリと登場。
 即座に剣を片手に追っかけていくハロウィンさん。意外とオフェンサーなんですねっていうか危ないですよー!

グッドバイ・ハロウィン 当然のごとく戻らない彼。
 早くも追悼ムードの店内。
 そしてやはり動かないネギマさん。
 仕方ありませんので、彼の死を悼んで黙祷と乾杯を捧げることに。
「ハロウィンさんの星に!」
「星に!」
 宵闇亭がこれほどの追悼ムードに包まれたのは長さんの卦報以来のこと。
 皆が一斉に杯を空けようとしたその時……。
「誰もいなかったよー」
 タイミング悪!!
 怪我一つ無く戻ったハロウィンさんも、まさか自分の為の追悼式が行われていたとは思わないでしょう。はっはっは。
 無事で何よりです!
 さて、なにやら不穏な空気が漂って参りましたので、ここら辺でマスターらしく当店における心得などをレクチャーしてみます。
宵闇アピール まぁ何といいますか、宵闇亭において 「ああPK来たなぁ」 「ああ今日風強いなぁ」はほぼ同列にある現象ですので、もう流されるままに流されてください。
 とか言ってるうちにああー来た来たぁー。
お姉ちゃん、来る


KUMA One-chan



 いまだかつて、たった一人でここまで宵闇亭を阿鼻叫喚に追い込んだPKが居ただろうか!
 私は今震える手でこれを書き記している!
 私もいずれ死ぬだろう!だがその前に彼女の勇姿をここに伝えたい!
 お姉ちゃんすげえ!お姉ちゃんマジかっちょいい!!
 挑発に乗って連携も何もなく追いかけてくる愚民どもを、一人づつ血祭りに上げる手腕は見事としか言い様がない!まさにたった一人のテロリスト!
 あんたぁプリマだ!プリマの中のプリマだ!
 宵闇亭が待ち続けた真の踊り子だ!!
 君なら世界を狙える!君こそは、ブロードウェイに立つべく生まれた真のダンサーだ!!
チキンの生き様
<戦うお客様たちをよそに、一人保身を図るもハイドできないマスターの図>

かくして、戦いは終わった……私の命もそろそろ尽きる。
だが後悔はない……私は命を代価に真のプリマを見たのだ。
これを読むすべての人々よ。
いつかブロードウェイで彼女を見る時は、惜しみない賛辞を捧げて欲しい。
お姉ちゃん、ブラボーと。
The End
宵闇亭物語 第一部 完

宵闇亭のこれからの活躍を応援ください!

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